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仏壇の基礎知識

2021.06.17

ご飯, 仏壇

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ご自宅に仏壇がない方でもテレビや映画のワンシーンで、仏前にご飯やお水をお供えする光景を見たことがあるのではないでしょうか?
もしかしたら、おじいちゃん・おばあちゃんの家に泊まった時に一緒にお供えしたことがあるかもしれませんね。

仏壇にお供えされたご飯は、よく見るとすべてが同じではありません。
ご飯を入れた器の色や形、ご飯の盛り方、そして仏壇内での置き方も色々ですよね?

実は、ご飯を入れる仏具の種類や使用する数、仏前への供え方などは、宗派や地域によって異なるのです。
更に、宗派によってはご飯を入れる器の呼び方や、ご飯の盛り方まで変わると言うのです!!
ちょっと、気になりませんか?

それでは、仏壇にお供えする「ご飯」についての豆情報をご紹介しますね!

仏壇に置かれるご飯は『飮食供養』のお供え

h2-1 仏壇に置かれるご飯は『飮食供養』のお供え

仏壇のないご家庭で育った方でも、きっと一度は仏前に並べられた「ご飯」「お水」「線香」「お花」「ろうそく」を見たことあるでしょう。
これらは仏教で基本とされる「5つの供養」のために仏壇にお供えするものです。

それぞれ

ご飯は『飮食供養(おんじきくよう)』

お水は『浄水供養(じょうすいくよう)』

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線香は『香り供養』

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お花は『花供養』

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ろうそくは『灯明供養(とうみょうくよう)』

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のお供えものです。

この5つの供養のことを『五供(ごくう)』と呼びます。
仏教において五供は基本の仏壇供養とされますが、宗派や地域によっては五供への考え方やお供えの方法などが異なることがあります。

関連記事:仏壇での「五供(ごくう)」に使う基本仏具とお菓子などのお供え物マナー

五供の中でも『香り供養』『花供養』『灯明供養』の3つは特に重要とされ、すべての宗派で行われています。
この3つの供養に使用される「香炉・花立・火立て」の3つの仏具の組み合わせを『三具足(みつぐそく)』と呼びます。

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仏様にも私たちと同じ様にご飯や花や香りを楽しんでもらおうということなんですね。

仏壇にお供えするご飯は誰のため?

h2-2 仏壇にお供えするご飯は誰のため?

ご飯を始め、仏壇に置かれるお供え物は「誰に向けたもの」なのでしょうか?
仏壇にあまり馴染みのない人にとっては、そんな素朴な疑問があるかと思います。

仏壇のご飯は仏様や故人へのお供え

h3-1 仏壇のご飯は仏様や故人へのお供え

まず、仏前のご飯は「仏様の空腹を満たすため」という意味があります。ただ、仏壇に位牌を祀っている方にとっては、ご飯やお水は故人やご先祖様に向けてお供えしている意識が強いと思います。ですから、故人が好きだった種類のお茶をお供えしたり、ご飯と一緒に故人の好物をお供えしたりするのです。

そして、お盆やお彼岸などの機会には、お茶やご飯だけでなく特別な食事や、お菓子やビールなどのお供え物でご供養します。

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仏壇に私たちが食べているものと同じものをお供えすることによって、仏様や故人、ご先祖様と繋がることができるという考えもあります。
ですから、お供えしたご飯を下げて私たちがいただくのですね!

浄土真宗での仏壇のご飯は仏様に向けたもの?

h2-3 浄土真宗での仏壇のご飯は仏様に向けたもの?

浄土真宗では「人は亡くなったら誰でもすぐに仏様になる」という考えがあるので、仏壇に故人やご先祖様の位牌を置いたり、霊のためにご飯やお水をお供えする『追善供養(ついぜんくよう)』もしません。

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浄土真宗で仏壇に置かれるご飯は仏様や故人の空腹を満たすためではなく、私たちが今こうして生きていられることへの感謝の心を表すためです。

私たち人間は日々動植物の命をいただきながら生きています。そのことに対する感謝の気持ちを込めて、日本人にとって大切な主食であるご飯をお供えするのです。

なお、浄土真宗ではご飯と一緒に湯呑に入れたお茶やお水のお供えはしません。

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ご飯を仏壇にお供えする仏具は『仏飯器』

h2-4 ご飯を仏壇にお供えする仏具は『仏飯器』

それでは次に、ご飯やご飯を入れる仏具などについてご紹介していきます。

仏壇にお供えするご飯のことを『仏飯(ぶっぱん)』と言います。そして、仏飯をよそう仏具は『仏飯器(ぶっぱんき)』という名前です。

ただ、浄土真宗大谷派では、ご飯のことを『お仏供(おぶく)』、ご飯をよそう真鍮製の仏具を『仏器(ぶっき)』と呼びます。この仏前のご飯の呼び方には、その他にも『お鉢(はち)』や『香飯(こうはん)』などがあります。

ちなみに、仏具の湯呑のことは『茶器(ちゃき)』や『茶湯器(ちゃとうき)』と言います。

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同じ役割の仏具でも宗派によって呼び方が違うものがあるんですね。

仏飯器(仏器)の種類は様々

h2-5 仏飯器(仏器)の種類は様々

おそらく昔から最もよく見られる仏飯器(仏器)は、陶器製や金属製のものではないでしょうか?
陶器製のものでは、蓮(ハス)が描かれているもの、九谷焼・有田焼・信楽焼のものが有名ですね。

浄土真宗では、真鍮製の仏具を使用します。真宗本願寺派では黒光色の仏具、真宗大谷派では『磨き』と呼ばれる金色の仏具を用いることが多いです。浄土真宗系では、脚付きの仏飯器(仏器)が好まれます。

しかし、最近の仏飯器(仏器)は素材も形も様々です。クリスタルガラス製や天然石でできたもの、北欧風の木製のものなどは特に若い人に人気があります。

色やデザインも伝統的なタイプの商品ばかりでなく、パステルカラーやビビッドカラーの仏飯器、インテリア雑貨のようなデザインのおしゃれな仏飯器がたくさん販売されているんですよ!

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このようなタイプの仏具を『モダン仏具』と呼びますが、モダン仏具にはミニ仏壇や手元供養に合わせたコンパクトな商品が多く、中にはペット供養用のミニミニサイズの仏飯器まであるんです。

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仏飯器(仏器)と茶器(茶湯器)のセットでは形状が似ている場合があるのですが、見分け方のポイントは、大抵は器の脚の部分が長い方が仏飯器、そしてフタ付きの方が茶器です。
ただ、最近のモダン仏具では様々な形状の商品があるので、お店で購入する時にもちょっと見分けがつかないかもしれませんね。

関連記事:仏具は決まりが複雑!通販より仏壇店でセット購入が間違いなし!

仏壇にご飯をお供えするタイミングは午前中

h2-6 仏壇にご飯をお供えするタイミングは午前中

基本的に仏前のご飯は、私たちが朝ごはんを食べたり、仏壇の朝のおつとめ(お参り)をする前にお供えするものです。

これはお釈迦様が午前中に托鉢(たくはい)をし、午後以降には何も召し上がらなかったことから来ているそうです。

仏壇にお供えしたご飯は、湯気が出なくなったら下げます。季節や室内の温度などによっても変わりますが、これには15~30分位かかるので、時間のない場合にはご飯をお供えして仏壇に手を合わせた後すぐに下げても問題ありません。

だめなのは、ご飯をずっと置きっぱなしにすることです。仏様に失礼ですし、食べ物ですから衛生面から見てもよいことではありません。

下げたご飯は、今日も元気にご飯が食べられることに感謝しながら美味しくいただきましょう!

訪問したお客様からお菓子や食品ギフトをいただいた時も同じで、私たちが食べる前に仏前に供えるのが正しい作法です。

ご飯は炊きたてご飯を仏壇に供えましょう

h2-7 ご飯は炊きたてご飯を仏壇に供えましょう

仏壇にお供えする仏飯器には、炊きたてホカホカのご飯をよそいます。
その理由は、実体のない仏様やご先祖様は「ご飯の湯気」を召し上がるからです。

毎朝、炊きあがった最初のご飯「一番飯」を私たちが食べる前にお供えするのが作法です。
しかし現代では、炊きたてのご飯が朝なかったら、たとえ午後になったとしても炊いたタイミングでお供えすれば問題ないとされます。
ただ、前の日から保温してあったご飯や湯気の出ないご飯をお供えするのはNGです!

ご飯も必ずしも白飯である必要はなく、炊き込みご飯や赤飯などでも問題ないそうです。仏壇の『魂入れ(たましいいれ)』などの、おめでたい儀式の際には赤飯にするのが一般的だと言います。
故人の命日などには、好物のご飯をお供えするのがいいですね!

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もし、「我が家は基本パン食だ」というのなら、ご飯ではなくパンをお供えしても問題ないです。なぜなら、ご飯をお供えする理由は「私たちの大切な主食」としてのシンボルだからです。それに、仏壇には私たちが日々食べているものをお供えするのが基本なのです。

仏前のご飯は少し高くしてお供えするもの

h2-8 仏前のご飯は少し高くしてお供えするもの

仏前のご飯は「仏様やご先祖様に召し上がっていただくもの」なので、私たちが日々使うようなご飯茶碗ではなく、専用の器を使います。

仏飯器(仏器)

h3-2 仏飯器(仏器)

お供えのご飯を入れる仏飯器(仏器)やお水を入れる茶器(湯呑)の形を見ると、器の下に足がついていて少し高さがありますよね?
これは、仏様やご先祖様への敬いの気持ちを表すために少し高くしてお供えするからなのです。

故人に向けてご飯やお水をお供えする時に、生前使用していたお茶碗や湯呑を使いたいと思う人もいるかもしれませんが、現世のお茶碗や湯呑をあの世で使うことはできないので仏飯器(仏器)や茶器(茶湯器)を使いましょう。

仏器膳(仏器台)

h3-3 仏器膳(仏器台)

ご飯を入れた仏飯器と茶器(茶湯器)を載せて仏前に供えるお膳のことを『仏器膳(ぶっきぜん)』と呼びます。これは仏様やご先祖様への敬意を表すために更に一段高い位置にご飯を置いて、より丁寧にお供えする形です。

浄土真宗では茶器(茶湯器)を用いないので、仏器膳ではなく仏器だけが置ける小さな『仏器台(ぶっきだい)』を使用する場合もあります。

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ご飯の盛り方は宗派によって異なります

h2-9 ご飯の盛り方は宗派によって異なります

仏飯器(仏器)に盛られたご飯の形には、いくつかのタイプがあるのをご存知でしょうか?じつは、このご飯の盛り方というのは、宗派によって異なるのです!

基本のご飯の盛り方

h3-4 基本のご飯の盛り方

浄土真宗以外の宗派での基本のご飯のよそい方は、「大盛りご飯」のイメージです。仏飯器の中にご飯をこんもり丸く持ってお供えします。

ちなみに子供の頃、茶碗によそったご飯に垂直に箸を立てて、「縁起が悪い!」と親に叱られた経験はありませんか?

あれは『枕飯(まくらめし)』というのですが、お通夜や葬儀の際だけに故人にお供えするご飯の盛り方なんです。ですから、私たちが食事をするときはマナー違反ですし、通常の仏壇供養でもご飯に箸は立ててはいけませんよ!

浄土真宗本願寺派でのご飯の盛り方

h3-5 浄土真宗本願寺派でのご飯の盛り方

真宗本願寺派(西)では、仏飯器(ぶっぱんき)の中にご飯を丸く「蓮(ハス)のつぼみ型」に盛ります。イメージは、先が丸くて高い山型です。

最初に仏飯器に少し小高くご飯を持ってから、濡らしたしゃもじを使って蓮のつぼみの形に整えていくと形が作りやすいと思います。

浄土真宗大谷派でのご飯の盛り方

h3-6 浄土真宗大谷派でのご飯の盛り方

真宗大谷派(東)ではご飯をよそう時に、『突出し盛糟(つきだしもっそう)』という型抜きのための特別な仏具を使います。盛糟は仏器のサイズに合わせて選ぶと良いでしょう。

まず最初に、仏器の中に中板という板を入れ、その上にご飯を「蓮の実」のイメージで円筒形(えんとうけい)に高く盛りあげます。真横から見ると四角い形です。
もし、盛糟(もっそう)や中板がない場合には、しゃもじ等を使ってご飯を円柱形に整えましょう。

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仏壇内でのご飯の置き方

h2-10 仏壇内でのご飯の置き方

仏壇内でのご飯の置き方や仏飯器(仏器)の数は、宗派や仏壇のサイズや仏壇内のスペースによって変わります。まずは、浄土真宗以外の宗派での仏壇サイズや供養シーンに合わせた、基本のご飯の置き方を見てみましょう。

伝統的な大型仏壇でのご飯の置き方

h3-7 伝統的な大型仏壇でのご飯の置き方

御本尊を祀る『須弥壇(しゅみだん)』の下が三段以上ある大型仏壇の場合には、上段に位牌、中段にお水やご飯などのお供え物、下段に三具足やおリン等の日々のお参りに必要なものを置きます。

ご飯を持った仏飯器は、お水を入れた茶湯器と並べて置くのが一般的です。
仏壇スペースに余裕があるなら、仏器膳(仏器台)の上に載せて供えましょう。
毎日のご供養では、仏壇に向かって左側にお水を入れた茶湯器を1つ、そして右側にご飯を盛った仏飯器を1つお供えします。

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お正月やお盆、命日など特別な日には、仏飯器や茶湯器のどちらかを2つ使ってお供えするのが正式な方法です。その場合は、中央にご飯(または水)を置いて、その左右にお水(またはご飯)のようにお供えするといいでしょう。

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モダン仏壇や手元供養でのご飯の置き方

h3-8 モダン仏壇や手元供養でのご飯の置き方

昨今では主にマンション暮らしの方を対象に『モダン仏壇』が種類豊富に販売されています。モダン仏壇はコンパクトで設置も簡単なので、特に若い世代の方には大型仏壇よりも人気があります。

モダン仏壇は伝統仏壇より幅や奥行きがないので、お供え物を置くスペースも限られてきます。ですから、スペースに余裕がなければ仏器膳などを使う必要はありません。仏壇内でのご飯やお水の配置は伝統仏壇と同じですが、仏飯器や茶湯器の数はスペースに合わせて調整しましょう。

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モダン仏壇の中でもミニタイプの仏壇では段数も限られています。手前のスライド式仏具板の上に三具足(五具足)、その奥の一段高くなった御本尊の前にご飯とお水をお供えするといいでしょう。

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手元供養やペット供養での供養台は更にコンパクトなので、小さめの仏具セットで揃えるのがポイントです。ご飯は故人やペットの位牌や写真の近く、ステージ(台)か、スライド式仏具板の上に他のお供え物と一緒に置きましょう。

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浄土真宗でのご飯の置き方

h2-11 浄土真宗でのご飯の置き方

追善供養はしない浄土真宗では、ご飯と一緒にお水やお茶をお供えすることはしません。
ご飯をお供えする際に使用する仏具の数や配置は、同じ浄土真宗系でも本願寺派と大谷派では異なるので各宗派ごとのやり方を確認しておきましょう。

本願寺派(西)

h3-9 本願寺派(西)

浄土真宗では三具足とは別に、『四具足(しぐそく)』を使って仏壇を祀ります。
本願寺派での四具足の内容は『火舎香炉(かしゃこうろ)』と『燭台(火立て)』がひとつずつ、そして1対の『華瓶(けびょう)』です。

四具足は仏壇の御本尊の一段下に上卓を置き、そこに『打敷(うちしき)』を敷いてから祀るのが正しい祀り方です。ご飯は四具足の奥、本尊に近い場所にお供えします。
毎日の供養ではご飯のお供えは1つですが、法事など正式な場では2つか3つお供えします。

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大谷派(東)

h3-10 大谷派(東)

真宗大谷派では、仏器(ぶっき)を2個~4個使います。本願寺派とは異なり、大谷派での仏器は四具足のひとつです。
日常の供養では御本尊の一段下に上卓を置き、『四具足(火舎香炉・華瓶×2・仏器×2個)』として祀ります。

2つのご飯は御本尊の『阿弥陀如来』、もしくは『南無阿弥陀仏の六字名号(ろくじみょうごう)』の前にお供えしているものです。法事の際、日常でも仏壇スペースに余裕のある場合には、御本尊の両脇にある『脇掛(わきがけ)』の前にも1つずつご飯をお供えするのが正式な祀り方になります。

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小さい仏壇では上卓(うわじょく)を置くスペースもないと思います。その場合は、ご飯は『仏器台(ぶっきだい)』に載せて、御本尊の前にお供えします。2つは置けない場合は1つでも問題ありません。

浄土真宗でのご飯のお供えは日常の供養では3つ、法事・法要などの正式な場では4つが主流とされていますが、エリアや各お寺による考え方や正しい祀り方というものがあります。いずれにしろ、いちど菩提寺(ぼだいじ:先祖のお墓のあるお寺)に問い合わせて確認しておくことをおすすめします。

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最近は仏壇にお供えするご飯も食品サンプル?

h2-12 最近は仏壇にお供えするご飯も食品サンプル?

昔ながらの考え方からすると仏壇のご供養は毎日するもので、仏前のお供え物も日々上げ下げし、必要があれば取り替えたり、お手入れしたりするものです。

毎朝、仏壇に炊きたてのご飯と新鮮なお水をお供えし、ろうそくに火を灯し、線香を焚いて、お花の水を取り替えてお参りする、というのが理想的ではあります。

しかし、現代人の忙しい生活スタイル、衛生面や安全面などから考えると必ずしもそうしなければいけない訳ではありません。
お供えする側もどんどん高齢化していることを考えると、毎日のお参りや仏壇周りのお手入れが負担になっているという方も多いことでしょう。
「つい、火を消し忘れた!」というミスは火事にも繋がります。

ですから、安全面から電気ろうそくや電気香炉を使い、経済面やお手入れの面から造花をお供えし、衛生面から食品サンプルのご飯や果物、お菓子や故人の好物をお供えしても問題ないと思います。

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それに、プラスチック製の腐らないご飯は梅雨の時期や夏場でも虫を寄せ付けず、旅行や出張の時にもお供えして出かけられるので、とても便利なんですよ!

仏壇のお供えで使う仏具のおすすめの購入方法は?

h2-13 仏壇のお供えで使う仏具のおすすめの購入方法は?

ご飯を入れる仏飯器の購入をお考え中の方には、仏壇・仏具店のご利用をおすすめします。
なぜなら、ご飯を入れる仏飯器(仏器)を含め、最近の仏具はバリエーションが豊富、おしゃれなもの、カラフルのものも多いので、単純に見ていて楽しいからです!

仏壇のお供えに使う仏具は五供に使う5種類だけではありませんから、ついでに他の仏具をチェックしておくといいでしょう。

写真ではなく現物を見ると商品の色合いも変わりますし、実際に商品を手にとれば質感やサイズ感もわかります。

仏具は見た目も大事ですが、選び方のポイントはお手入れが簡単で使い勝手の良い素材やサイズのものを選ぶこと。

お店に行けば、仏壇用品のプロであるスタッフに質問して商品情報を詳しく聞いたり、条件を伝えてどの商品がおすすめか相談することも可能なのです。

近くの仏壇店を探してみる

関連記事:近くの仏壇屋・仏具店探しに優良専門店舗だけを一発で検索する方法

関連記事:初めての仏具は近くの仏具屋さんで!最寄りの仏具店を探す方法

もし、家の近くに仏壇・仏具店がなく、仏具をネット通販で購入する場合には、セット販売を利用すると安心お得です。

最低限のものだけ揃えたいという場合には、
・おリンセット「三具足(五具足)+おリン

ご飯やお水もお供えしたい場合には、
・5点セット「三具足+仏飯器・茶器」
・7点セット「五具足+仏飯器・茶器」

などの表示があるセット販売の利用が断然おすすめです!

関連記事:仏具は決まりが複雑!通販より仏壇店でセット購入が間違いなし!

浄土真宗の仏具をネット検索する際には、

・「浄土真宗本願寺派(西)三具足(五具足)」
・「浄土真宗大谷派(東)三具足(五具足)」
・「浄土真宗用 火舎華鋲セット(四具足)」

など、ページに表示された商品内容を必ず確認しましょう。

通販で仏具を買うときには、商品価格や配送時の「お届け送料無料!」などの表示だけではなく、万が一のときの商品交換の対応など、注文する前にサービス内容を確認しておくことをおすすめします。

仏壇・仏具店の通販サイトを利用すれば、問い合わせてからの購入が可能なので安心ですね!

関連記事:はじめての仏具は通販より実店舗での購入が安心です

>まとめ

もしかしたら、「ただ仏壇にご飯をお供えしたいだけなのに、こんなに色々な決まりがあるの!?」と思ってしまったかもしれませんね。

でも、大丈夫です。現代ではそこまでお参りの作法にこだわる必要はないのです。

大切なのはお供えしたいという気持ちや、お供えし続けようという行為であって、お供えの決まりを守ることではありません。

自分ができる範囲でお供えやお参りをしていれば、きっと仏様やご先祖様も喜んでくれることでしょう。

 

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