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おりん(リン)は仏壇の鐘のこと|使い方と仏具通販で買う時のコツ

仏具の基礎知識

2021.06.09

リン, 仏具

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仏具の中で最もポピュラーなのが「リン」。
あのチーンという音のなる小さな鐘のことです。

高く伸びやかな良い音がするリンはお仏壇に必須の仏具ですから、どこのご家庭のお仏壇にも必ずリンは置いてあると思います。
ですが、仏具の中で唯一「音」を鳴らす仏具であるリンは、どんな目的で、どのタイミングで使うのかご存知ですか?

いざ、仏具一式を揃えようという時にも、他の仏具は一式がセットで販売されている事もありますが、リンは単体の商品として売られている事も多く、同じ様に見えるリンでも値段が何倍も違うものがあったりするので、一体どれを選べば良いのか迷ってしまうかもしれませんね。

リンは必ず必要になる仏具ですから、基礎知識と買う時の選び方のポイントを押さえておきましょう!

リンは場を清めて音色にのせて祈りを届ける仏具です

仏具のリンは呼び方がいくつかあり、「おりん」や「りん」と平仮名で書かれる場合や、漢字で「鈴」「お鈴」と書き表される場合もあります。
そのままリンを直接お仏壇に置くことは無く、「りん布団」の上に載せたり、場合によっては「りん台」の上に置きます。
使いやすさという面もありますが、その方がリンの音の残響が長く伸びるんですね。

リンは小型の棒「リン棒」で叩いて鳴らす仏具で、独特の伸びやかな良い音色がします。
仏具のリンを鳴らすことにはどんな意味があるのでしょうか?

仏具のリンの澄んだ音で邪気祓い

まず仏具のリンにはその場を清める「邪気祓い(じゃきばらい)」の意味があります。
清らかな音色は、その場所にただよう邪気や、これから故人・ご先祖様へご供養をする方自身が持つ邪念を清めてくれるという訳です。

仏具のリンには、仏壇の前に座り供養をする前に、まずはその場と自分自身を清める意味があるんですね。

仏具のリンの音色にのせて祈りを届ける

いつまでも伸びやかに音が続くのが、仏具のリンの音の特徴でもあります。
音の余韻がとても長く、一続きに感じられることから、遠く極楽浄土の仏様やご先祖さまの耳まで届くと言われているのです。

他の仏具では五供で仏様に捧げる意味のご供養をしますが、リンは供養を行う人や場所の清めの意味もあるんですね。

関連記事:セットになっている仏具の紹介、三具足、五具足、その他仏具の紹介

仏具のリンはいつ鳴らしてどう使う?ご家庭では自分のタイミングで

仏具のリンは本来は僧侶が使うものでした。
寺院のお堂で大きなリンを打ち鳴らしているシーンを法事などで見たことがあると思いますが、あのリンは「磬子(きんす・けいす)」といいます。
また、お墓などへ出向いて使う用の小さなリンは「印鏧・印金(いんきん)」といいます。

どちらもサイズが違うだけで込められた意味は同じです。
ですが、役割はご家庭のリンとはちょっと違う部分もあります。

仏具のリンは読経の音程合わせと合図にも使う

実は、僧侶がリンを使う時には、読経(お経を読むこと)の音程をあわせる目的もあるのです。
お経の音程はドレミファソラシドの「レ」に近い音で、リンの音程もその音に合わせて造られているのです。
仏具のリンには音叉やピッチパイプのような役割もあるんですね。

また、長いお経の区切りを知らせる合図にも使われます。
タイミングは「始まり」・「区切り」・「終わり」の時に打ち鳴らし、経本(お経が書いてある本)によっては、リンを鳴らすタイミングが書いてある経本もあるんです。

ご家庭での仏具のリンの使い方

厳密には宗派によって仏具のリンを鳴らすタイミングは違います。
それどころか、同じ宗派でも地域やお寺によっても違ってきます。
正しく行いたいという想いが強ければ、菩提寺(お墓が有り、葬儀や法要をお願いするお寺)に相談すると良いでしょう。

ご家庭での毎日のお勤めでは厳格でなくても良い

しかし、多くのご家庭では日々のご供養の際に、お仏壇の前で目を閉じ心で祈ることはあるけれど、お経まで読むことはあまりないかもしれません。

ですので、手を合わせる前に仏具のリンを鳴らしてお清めをしてからご供養をするという使い方でも問題はありません。

リンは礼儀を持って使い、定期的な仏具の手入れで長く良い音

お寺様のような正式な使い方で無くとも問題は無いのですが、礼儀を欠くような使い方は避けましょう。

仏具のリンは呼び鈴ではありません

仏具のリンは供養の為の仏具です。
ご先祖様を呼びつけるように、呼び鈴かのように何度も鳴らしたりするのは礼を欠く使い方ですのでしないようにしましょう。

仏具のリンが長持ちする使い方

仏具のリン自体は金属で出来ており耐久性のある物ではありますが、毎日同じ場所を叩いていると形が歪んできます。
できれば毎日少しずつリン自体を少しずつ回して、同じ場所ばかりが叩かれないようにすると、リンの形が歪んで音が変わってきていしまうことを避けられます。
もちろん、リン棒以外の物で叩いたりするのはやめましょう。

仏具のリンは素手で触らず定期的にクリーニングを

仏具のリンは素手では触りません。普段はリン棒で叩くので直接手を触れることはありませんが、リンを回す時には白手袋や布を使って直接触れないようにしましょう。
これは、皮脂や水分が付着してリンの塗装にダメージが残ったり、金属が錆びてしまうことを避けるためです。

リン専用のクリーニング剤も販売されているので、必ず専用のクリーニング剤を使いましょう。
リンは金属で出来ていますが、素材は様々です。真鍮(しんちゅう)やシルジン青銅、砂張(さはり)など、色々な種類の金属や合金でできているので、家庭用の洗剤を不用意に使わないようにしてください。

また、クリーニングの際には低い位置で行い、万が一落としてもリンにダメージが少ない高さで行いましょう。
意外に思われるかも知れませんが、リンは落とすと陶器の様に割れてしまうことがあります。
特に高級素材の砂張(さはり)のリンは非常に硬い合金の為、衝撃に弱く、割れやすいのです。

普段のお手入れは、積もったホコリを拭く程度で大丈夫ですよ!

仏具のリンを買う時は近くの仏具店で音色を確かめてから

仏具のリンを買う時には、どこで買うのが正解なのでしょうか?

仏壇店や仏具店は、普段からよく立ち寄る場所ではないので、近所に仏壇店や仏具店があったかどうか、すぐには思いつかないという方も多いかと思います。

また、最近ではネット通販でもたくさんの種類のリンや仏具が販売されています。
ご自宅の近くに仏壇店・仏具店が無いという場合にも便利なネットショップですが「ネットショップは分かりづらい!」という声もあるようです。

サービス豊富な仏具のネット通販はわかりにくい?

仏壇・仏具の販売を行っているネットショップのサイトでは、クーポンが利用できたり、送料が無料であったりとサービスが豊富ですが、その分複雑でわかりにくいこともあります。

クーポンや送料無料のサービスが適応される価格の条件がわかりにくかったり、配送方法が商品によって指定があったり、国産・生産国の表示がされていなかったり。
そもそも、どこから見れば良いのかわからない!という場合も。
また、初めてのネットショップでは代引き(代金引換)が安心ですが、クレジットカード決済しか使えないという所もあります。

若い人には良いかもしれませんが、パソコンが苦手な方には安心して利用できるサービスでは無い場合もある点にご注意です。

仏具のネット通販の豊富な商品は見きれない?

検索すると出てくるたくさんの仏具・神具のネットショップのページには、それぞれに見きれない位の仏具商品が並びます。

伝統的なデザインのリンだけでも、使われている素材からサイズから、デザインまで数多くの種類があります。
リンの中でも最近人気があるモダンリンに至っては、ユニークなデザインが多く、代表的な人気のモダンリンでは「チェリン」や「たまゆらリン」はだいたいどこのページでも紹介されています。

周辺アイテムでは「リン台」や「リン布団」にも色々な種類があり、リン布団1つとっても、輪の形の物や蓮の花の形の物があったり、それぞれに色の種類が用意されていたりします。そして、リンの寸によってリン布団のサイズも違います。

さらに、リン台では宗派によって使うリン台の種類が決められていたり、リン台とセットになっているタイプもあったりと、リンに必須の仏具でも、その組み合わせを考えると無数といっても良いくらいです。

こういった仏具や仏壇を扱うネットショップでは、リン以外のカテゴリでも位牌や数珠、線香、手元供養の用品や、座布団に木魚に神棚のような商品まで取り揃えられています。

お仏壇でも伝統的な「京仏壇」や「金仏壇」から、モダンな家具調仏壇まで、実に色々な種類の仏壇・仏具の情報が、洪水のように押し寄せてきます。

実際のお店では仏事に詳しい店員さんが、親切丁寧に教えてくれるかもしれませんが、ネット通販では自分で全ての情報を見て、判断し吟味するしかありません。

品揃え豊富なのは消費者にとって良い事ですが、選び方も詳しくわからない物を大量な商品の中から選ぶのはちょっと疲れてしまうかもしれませんね。

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仏具のリンの選び方のポイントは3つ

リンには種類が多く、伝統的な見た目のものから「これがリンなの?」と思うような可愛らしいモダンなデザインのリンまで取り揃っているので、結局どのリンを選べばいいのか、わからなくなるかもしれません。

リン選びには大切なポイントがあるので、迷ったら次の3つのポイントを思い出してくださいね。

ポイント1 仏具のリンのサイズはお仏壇のサイズに合わせる

最近ではコンパクトなミニ仏壇も種類多くあります。
こういった小さいサイズのお仏壇に大きなサイズのリンを置くと、仏具としての使い勝手も良くなく、見た目にもあまり見栄えが良く有りませんね。

まずはお仏壇のサイズを確認してから、リンのサイズを決めましょう。

ポイント2 仏具のリンはどの素材で出来ているかに注意

仏具のリンは梵音具(ぼんおんぐ)という音を鳴らす仏具です。
形状や素材で音色が変わってきます。

モダンなタイプのリンではその形は様々です。
花のような形をしているリンや、球体のようなリンもあり、ひと目にはリンとわからないようなおしゃれなデザインのものが多々あります。

伝統的なタイプのリンでは「鉢型」と「壺型」があり、鉢形では音の広がりが強く、壺型は残響が長くなります。

仏具のリンの素材では代表的なものでは「真鍮」や「サハリ」、「シルジン青銅」などがありますが、真鍮製の物が最も多く、その高級品には「サハリ」が使われます。
特に素材は見た目にはわかりにくいですから、商品の説明書きをよく読みましょう。

ポイント3 仏具のリンは音色が命!音色を確かめて買いましょう

リンは音を鳴らす仏具ですから「音色」が命です。
ネット通販でも数多くのリンが購入できますが、サイズや素材、デザインは確認できても、肝心の「音色」が確認できるところは少ないです。

ここで大切なのは、実際にリンの音色を確かめてから買うという事です。
近くの仏壇店・仏具店に足を運んで、手にとって質感や重みを感じ、そして音色も耳で確かめてみてください。

これから先ずっと毎日聞く音色を、聞かずして購入することはおすすめできません。
たとえネット通販で買うと決めていても、一度はお店に足を運んで音色を確かめてから買いましょう。

お近くの仏具店はこちらから見つけることが出来ます

関連記事:仏具店は仏壇や仏具を扱う心強い仏事のアドバイザー

毎日のご供養に必需品な仏具のリンは、音を鳴らす仏具ですから音色が大切。

>まとめ

毎日のご供養に必需品な仏具のリンは、音を鳴らす仏具ですから音色が大切。

そして、お仏壇にちゃんと収まるサイズを選ぶことも重要です。

最近のリンは、ひと目には仏具とはわからないようなオシャレで可愛いものから、シックで落ち着いた伝統的なデザインのリンまで色々な種類があります。

毎日聞く音になるのですから、一度は近くの仏壇店・仏具店へ出向いて実物を見て、触って、音色を聞いてからリンを選んでくださいね。

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